Affito BRAND STORYおしゃれを楽しむ紳士の皆様へ。本物志向のメンズ用5本指ソックス・靴・靴べらを揃えるアフィットの、ブランドストーリーです。

本物志向の紳士の皆様におくる
メンズフットウェア専門店

色をたのしむ。色であそぶ。
さりげないおしゃれを足もとから。
メンズ用の靴下・靴・靴べらを中心に展開するアフィットは、素材から品質、そして色合いにこだわった、「これが欲しかった」を叶えるブランドです。

To be BornAffitoができるまで

Affitoのブランドディレクターに、当ブランドが始まったきっかけや各商品が生まれるまでの誕生秘話などを尋ねました。

アフィットについて

Affitoは足元のおしゃれを彩るメンズフットウェア専門店として、2020年1月にスタートしたばかりのブランドになります。
商品としては5本指靴下と革靴、靴べらを中心に展開しています。

Affito「アフィット」とは[どんな足にもフィットする]という意味を込めた造語です。
ビジネスシーンやカジュアルシーンなどどんなシーンでも足元を彩り、履く人の気持ちにフィットするブランドになるようにと名付けました。

立ち上げたきっかけについて教えてください

もともと5本指靴下の愛用者だったオーナーがスーツスタイルに合う靴下を探している中で、バリエーションの少なさに不満を感じていたこと、そして柄物を探してもカジュアルなストライプや、ボーダーなどはたくさん見かけるのに、スーツにも合うさりげない小紋のピンドット柄が全然売っているところが無かったことをきっかけに、「世の中にないなら自分たちで作ろう!」と思ったのが始まりです。

5本指の靴下から始まり、たくさんのカラーバリエーションを展開する中で、今度はその靴下に合わせる革靴を作ろうと多色使いの靴の製作に至りました。
そして革靴を履く時のストレスをなくすために、ロング丈の靴べらもオリジナルで製作して販売しています。

大事にしていること・こだわりについて

「本物志向」と「大人の遊びごころ」を大切にしています。
ただカラーバリエーションやデザインの種類が多いだけではなく、本物志向の紳士の方でも満足していただけるものを提供したいという想いから、製品が出来上がるまでに何度も工場に通い、実際に目で見て納得のいくまで試作を重ねて、品質、産地にも徹底してこだわり、一流ブランドと相違ない品質の商品に仕上がっています。

また、商品を開発する中でも影響を受けているのがイタリアのファッション文化です。彼らの大胆に組み合わされる個性的なカラーやイタリア革製品ならではの表情豊かな色彩と彼らの美的感覚を少しでも日本の皆さんに取り入れてもらいたい思い、靴下・靴ともにカラーバリエーションにもとてもこだわりました。スーツに合わせるネイビー・グレーを主軸として、差し色になるカラーを豊富に取り揃えています。

日本人は少し落ち着いた色合いを好む傾向があります。特にスーツスタイルはグレーやネイビーが多く、なかなか個性を出しにくいと思います。 ビジネスマンにとっては人生において一番長い時間着ているであろうスーツファッション。 全身を派手にするのには抵抗はあると思いますが、せめて足元だけでも遊んで欲しい、アフィッ トの靴下、靴を取り入れることでもっとおしゃれを楽しんで欲しいと思っています。
それに下を向いた時にお気に入りの靴と靴下が目に入ると気分が上がるじゃないですか、それが前へ進む活力になるなることを願っています。

About SocksAffitoの靴下 誕生秘話

なぜ5本指なのですか?

靴の中で自由にそれぞれの指が動く5本指ソックスは単純に履いていてストレスを感じません。 革靴で長時間歩くこともあるのですが、それでも足に踏ん張りが効く5本指ソックスは足が疲れにくく、さらに蒸れにくいというのも愛用している理由です。
その良さをもっと多くの人に知ってもらいたい、5本指ソックスっておじさんくさい、という概念を払拭して、おしゃれな5本指靴下ブランドとして浸透するようにと、品質はもちろん、商品の見せ方やお店づくりにもこだわっています。

アフィットの靴下はどこで作られているのですか?

奈良県です。
初めは地元愛知で生産できるところを探していたのですが、製法の問題があり、ピンドット柄で5本指の靴下を作っていただける生産者がいませんでした。そこで全国を探していたところ、日本一の靴下の産地が奈良県だと知り、そこからは奈良県の業者に一件一件直接メールや電話、時には訪問したりして作ってくれるところを探しました。
ただ、靴下という数多くのブランドが進出している商材の中で新しくブランドを立ち上げるという話に生産者の方々からは「売れないだろう」という冷たい反応ばかりで、門前払いや断られることの方が多かったです。

それでも辛抱強く交渉していくうちに、やっと引き受けてくれるところと巡り合ったのが現在お願いしている奈良の工場です。ただ近年は、薄利多売の商品が多く出回る中で生産性を第一優先に、海外の工場への発注を選択する企業さんが増えてきているといいます。
正直、5本指ソックスは生産性が良いとは言えません。1日で作れる数はわずか20足程度です。それでも仕上がった時のしっとりした感じや編立の細やかさ、つま先からかかとまでその繊細な仕上がりと足にフィットする履き心地は、原材料の品質の良さと縫製技術の高さからくるものだと思います。
おこがましいかもしれませんが、私たちの靴下を広めることで、国内の靴下製造技術を知ってもらう一助となれればという想いがあります。
それが名も知れない私たちの想いを形にしてくれた恩返しになると思っています。

製作の過程で苦労したことはなんですか?

5本指の形状ですね。指の長さを長く編んでいこうとすると、その途中で巻き込んでしまったりと製作過程でのロスが多く、いろいろと試行錯誤しました。編み方に工夫を加え、履いていない時は短くても履いた時にしっかり足の指に合わせて伸びるように設計しました。
また生地に関しても、最初は綿100%で製作してみたのですが、伸縮性がなく履き心地があまり良い物ではありませんでした。そこから伸縮性の高い糸と編立の組み合わせていき、程よいフィット感の靴下に仕上げていきました。

色についても、たくさんとある糸の種類から選んでいくのですが、最初は靴下単体で見て発色の良いカラーを選択していたのですが、いざスーツに合わせてみるとパンツと綺麗に繋がって見えませんでした。少しづつ色味を変えていきパンツと靴を絶妙に繋ぐ今のカラーラインナップに落ち着きました。
靴下は主役ではありません。あくまで名脇役として全身のファッションをまとめたり引き立てるものなので、コーディネートのしやすさを考えてカラー選びをしています。

About ShoesAffitoの靴 誕生秘話

靴はどこで作られているのですか?

純国産とイタリア・ナポリの工場で作られています。
小ロットでオーダー靴を製作してくれるところがなかなか見つからず、引き受けてくれるところを見つけるのに相当苦労しました。
日本製の靴は精度も高く生産も安定しています。
ただ革靴としてのカラーバリエーションが少なかった為、その点で目を引いたのがイタリアの靴です。

美しいフォルムと色彩豊かな革、そしてなんといっても革の光沢や奥行き感の違いに、どうすればそれに近づけるのか調べたところ、その光沢や風合いを出しているのがパティーヌという染色技法ということを知りました。
パティーヌとは溶剤、顔料、および染料を塗布しながら、皮革の着色および漂白を行うための様々な技法を用いて創り上げられるイタリアの伝統技法です。
はき慣らした靴ほど美しいという考えのもと、時間とともにツヤが出て、部分的に色が抜けていきます。その独特の色彩、コントラスト、透明感は他のどれとも似つきません。

そのパティーヌの本場でもあるイタリアの工房に作ってもらおうと、一から探し始めました。国内で大小様々な工房の情報を取り、パティーヌの技術、靴のフォルムの美しさ、色の再現性、何より私たちの理念に合致するかを見極めていきました。
そうした数ある工房の中から2つの工房と出会えたのです。
そこからイタリアに渡る事になるのですが、実際に現地へ視察に行き、彼らの確かな技術を目にするだけでなく、直接話し合って彼らの革靴への熱意を多く感じ、私たちの決断は間違っていなかったと確信できました。

苦労した点はなんですか?

色合いです。
イタリアに渡り工場で初めて打ち合わせを行い、サンプルを依頼した時はお互いのディスカッションの量も少なかったこともあり、仕上がってきたのは求めていたものとはかけ離れたものでした。
そこで、このギャップを埋めるためには私たちの想いだけでなく、彼ら作り手の想いも理解する必要があると感じました。
工場にはたくさんの革のサンプルがあり、どんな色でも染めて色をつけてくれます。アフィットの靴下に合うようにとカラーバリエーションを考えていたので、カラーは品質同様こだわりたいポイントでした。

それでも相手は日本人の好む色という先入観があり、最初はオーダーした色よりもあえて沈んだ色合いのものが仕上がってきたのです。
グレーでも黒に近いグレーになっていたり、ブルーといっても濃いネイビーに近いブルーだったりともどかしい思いをしましたが、何度かやり取りをしていく中でこちらの希望するものが伝わり、そこからは形のバリエーションを増やしていきました。
こうして彼らと直接意見交換をし製作過程も見せてもらう事で、より理解と信頼が深まりました。

About ShoehornAffitoの靴べら 誕生秘話

長く愛用できる靴べらを目指して

革靴を履く時には欠かせない靴べら。
立った状態でも靴を脱ぎ履きできる、長さのあるおしゃれな靴べらがなかなか無く、商品化に至りました。
80センチのものを考えていましたが、高身長の方にも対応できるよう90センチのもの、女性でも使いやすい70センチのものまで展開しました。
岐阜県東農地域にある木工職人さんに、天然木の無垢材の状態から削り出し一本一本丁寧に仕上げてもらっています。

こだわったところは、木のぬくもりと握った時の手への馴染みの良さです。
また、革靴のかかと部分を痛めないような曲線、そして無垢の木ならではの力強さもフォルムに活かしてもらっています。

Future DevelopmentAffitoの今後の展開について

Affitoの今後についてはどう考えていますか?

イタリアの革が本当に素晴らしいので革製品をもっと増やしたいと思っています。
ファッションのアクセントになる、ベルトやバッグなどの展開を考えています。
また靴下に関しては、5本指の特性を活かせられるスポーツのシーンで活躍する靴下の開発なども進めています。

足元のおしゃれを彩るアイテムを具現化するブランドであり続けていければと思います。

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