外反母趾・内反小趾に五本指ソックスが良いって本当？効果を徹底分析！

歩くとズキズキして「足指や指の付け根が痛い」「歩行時に疲れやすい」「靴の中で当たって擦れる」などの違和感を感じたら、外反母趾（がいはんぼし）や内反小趾（ないはんしょうし）の可能性があるかもしれません。

外反母趾とは、足の親指（母趾）が付け根から小指側（身体の外側）に曲がり、「くの字」型に変形している状態を指します。
対して内反小趾とは、足の小指（小趾）が親指側（身体の内側）に変形している状態を指します。
このように曲がったことで突き出してしまった関節が、靴に当たって痛みを伴うのです。
また、こういった炎症の他にタコやウオノメができる原因にもなり得ます。
違和感や痛みを感じたら、外反母趾や内反小趾の可能性を疑ってみましょう。そして早めの対策をおすすめします。

外反母趾・内反小趾の予防と改善対策には五本指ソックスの着用がおすすめです。
それは足の筋力の低下も発症の原因の一つとされているからです。
五本指ソックスを履くことで、足指の1本1本に力が入れやすくなり、それぞれの指を動かすことで正しい歩行が促され足の筋力が鍛えられます。これにより、足の筋力の低下による症状の予防・改善が期待できます。

放っておくと症状が進み手術にまで至る場合や、身体の他の部分にまで悪い影響が出てくる可能性のある疾患です。
この記事では、外反母趾・内反小趾の原因をはじめ、自分の足のチェック方法、五本指ソックスの着用がおすすめな理由まで解説します。外反母趾・内反小趾でお悩みの方にお試しいただきたい靴下もご紹介していきます。

外反母趾・内反小趾の原因と五本指ソックスを使った予防・改善対策

扁平足（へんぺいそく）が多い日本人にとって、外反母趾・内反小趾は国内において足指に関する代表的な疾患の一つです。

特に外反母趾は、ハイヒールなど爪先の細い靴を履く機会の多い女性が多く発症する傾向にあるため、その割合は女性が男性の10倍の発症率であると言われており圧倒的です。
しかし、男性も近年増加の傾向に。その理由は足の筋力の低下とも言われており、時代背景と比例しているのかもしれません。

内反小趾は外反母趾に比べて耳にする機会は少ないですが、実は内反小趾になっている人の方が多いと言う声も。
また、外反母趾である多くの人が内反小趾を併発しているそうです。

外反母趾よりも痛みを感じにくかったり、見た目の変化が大きくない場合もあるため、自分自身で内反小趾だと自覚できていないことも。

外反母趾・内反小趾を放っておくと足の痛みをかばうように歩く癖がついたりするため、より変形を悪化させるだけではなく、身体全体のバランスが不安定になり疲れやすく、肩こり・腰痛や自律神経失調症の併発、胃腸の不調にも繋がっていってしまいます。
そのため、日常生活の見直しをはじめとした予防・改善対策を取り入れることが大切です。

また、外反母趾・内反小趾は複数の要因が重なり発症している可能性もありますので、痛みが出ていなくても気になる場合は早めに病院にかかりましょう。

爪先の細いハイヒールや革靴などを履いている場合

爪先の細いハイヒールや革靴、かかとの高い靴、足に合わない靴などを履くことにより、親指（母趾）や小指（小趾）が圧迫され、付け根から「くの字」型に曲がり変形していってしまいます。
また、かかとの高い靴を履くと足の前方部分に足底の体重が集中することに。それにより足指のつけ根を横に結ぶアーチの形が崩れて横に広がり、外反母趾・内反小趾を引き起こしている場合も。
特に小指（小趾）は小さく弱い足指のため、靴だけではなく爪先の窮屈な靴下やストッキングなどでも容易に圧迫されてしまい、内反小趾に繋がることもあります。

この場合は、爪先にゆとりのある靴やかかとの低い靴を履くようにしましょう。
しかし、サイズが大きいと靴の中で足が動いて指などが当たり、逆に外反母趾・内反小趾を促してしまう場合も。適度にフィットするサイズを選びましょう。
止むを得ずハイヒールや先の細い革靴などを履かないといけない場合は、室内や休憩時には靴を履き替えるなど、爪先を圧迫した状態を続けないように気をつける工夫を。
また、足指1本1本を締め付けない五本指ソックスの着用もおすすめです。最近は五本指のストッキングなども出ています。

> ATSUGI ASTIGU アスティーグ 【指】 5本指 ストッキング

出典：ATSUGI公式通販 – アツギオンラインショップ



足の筋力が低下している場合（または扁平足の場合）

体重を支えている足の筋力が低下することで、足全体が変形しやすくなります。
これは歩き方や姿勢にも問題があり、足底をべたっと地面につけるような歩き方をしていると、足の筋肉を上手に使いきれていないため、足のアーチ（土踏まずの弓状の構造）が崩れて扁平足に繋がります。

扁平足が進み、足指の付け根の筋肉や靭帯まで衰えて指を支えきれない状態になると、靴などによる爪先の圧迫により指が変形していってしまうのです。

近年は、外で体を動かして遊ぶなど運動する機会の減少や、乗り物や移動手段の発達・発展により歩く機会の減少により、筋力の低下が進み外反母趾・内反小趾が増加している傾向にあるそうです。

この場合は、足の筋力を向上させるのが改善への一歩です。
正しい歩行姿勢を身につけて、足の筋肉を上手に動かすことを意識してみましょう。
また、五本指ソックスを履くことで足指にバランスよく力が加わり、歩行姿勢を正しく促してくれます。

遺伝や体質など先天的な内的要因が関係している場合

親や祖父母など近親者の中に外反母趾・内反小趾の人がいると発症しやすいとも言われています。その理由は、外反母趾・内反小趾になりやすい体質や足の形・骨格が遺伝しているからです。もともと足指の付け根の筋肉や靭帯が柔らかかったり、靴に影響を受けやすい足の構造をしていたり、扁平足であるなど、様々な遺伝による先天的要素が考えられます。

この場合は、発症や悪化をさせないように日々の中で意識して対策を取り入れていくことが大切です。先述のように靴の形に気をつけたり、足の筋力向上に努めましょう。
また、五本指ソックスを履くことで足指1本1本にフィットし、指が独立して自由に動かせられるのはもちろん、靴の中で当たってしまう指を保護できるためおすすめです。

あなたの足は？外反母趾・内反小趾のチェック方法

外反母趾・内反小趾と判断される角度は以下の通りです。

●外反母趾の判定基準
正常：0〜15度未満
軽度：15〜20度未満

中等度：20〜40度未満

重度：40度以上

●内販母趾の判定基準
正常：0〜10度未満
軽度：10〜20度未満

中等度：20〜30度未満

重度：30度以上

あなたの足はどうでしたか？
痛みはなくても、知らず知らずのうちに曲がっている可能性もあるので、兆候のある方は早めに予防対策をしましょう。

外反母趾・内反小趾におすすめの五本指ソックス

ゆびのばソックス ゆびのばアンクル

福岡県にあるみらいクリニックさんが開発された「ゆびのば®ソックス」は、医師が自らの体験に基づき考案したもので、外反母趾・内反小趾対策におすすめです。
種類やサイズも豊富で、シーンに合わせて選べるのも魅力的です。

一般の五本指ソックスとは構造が違います！
土地踏まずのアーチ部分を支えることはもちろん、足指を包む足指袋が特殊構造（至適圧構造）になっています。
ゆびのば®ソックスは、変形しがちな足指をしっかりと伸ばすことができる、五本指矯正靴下です。
ゆびのば®ソックスを履くだけで、ゆびのば®体操の効果を持続的に保つことができます。

引用元：ゆびのば®ソックスについて | みらいサポート

出典：Amazon

ケアソク「ととのえる ベーシック」

履くだけで、軽度の外反母趾や扁平足をはじめとした様々な足トラブルを予防＋緩和してくれるという優れもの。
また、見た目で五本指ソックスだとわかりにくく色合いもおしゃれなので、外反母趾・内反小趾ではなくても日常的に使いたい1足です。

出典：科学的エビデンスのある靴下「ケアソク」公式オンラインショップ

Affito グレー×ネイビーピンドット クルー丈 5本指ソックス

歩行姿勢を正しく保って健康的でいたいけど、スーツスタイルでのおしゃれへの配慮も気をつけたいという方に、Affitoの五本指ソックスもおすすめです。
こちらはAffitoのハイゲージ靴下に比べて少し厚手のミドルゲージ。足指1本1本を守ります。

いかがでしたでしょうか。
女性特有の症状だと思われがちですが、男性の発症も増えており誰にでも可能性のある外反母趾・内反小趾。
「少し足指が曲がってきたけれど、痛みは無いしとりあえず良いかな」なんて放っておかずに、大事に至る前に病院にかかったり、普段からできる予防対策をはじめてみましょう。